ニコン AF-S 35mmF1.4G (2010年11月19日発売)


最新型は35mmと言えばこれしかないのが残念。
このレンズは写した途端に違うなあと感じます。


7群10枚構成。
ナノクリスタルコート。
最短撮影距離30cm。
重量600g。
発売時価格:241,500円
D600に装着。
ちょっと大きいかな・・・というよりかなり大きい。

     
     35mmにはニコンの伝統もあります。
それ故に非常にこだわりのあるレンズだと思います。

ただ、手振れ補正が無いのが残念。

このレンズを大枚叩いて買う必要があるのか?と言えばかなり返答に困ると思います。
どのカメラに付けてもそれなりに写ると思います。しかし、明らかに凄さを感じるのはハッキリ言ってD800だけかも知れません。
D600でも写した途端にはその線の細さや素晴らしさが分かるのだけれども・・・。

D800では遺憾なくその本領を発揮するレンズと言えます。広大な風景を写すのに正に適したレンズだと思います。
ある意味D800の限界をも感じます。5000万画素や8000万画素のカメラが欲しくなると思います(売ってないけど)。それほど、レンズのポテンシャルは
高いと思います。いや・・・D800が高いのかも知れません。そんな疑心暗鬼を生じさせるベストなカメラとレンズではないでしょうか。

実写での解像力テストでは、フェイズのある都心・御茶ノ水から秋葉原方向を撮影してD800Eでチェックを行いました。
解像度のチェックはコントラストの強い晴天よりもフェイズの掛かった都心の曇天が適しているのです。理由は簡単、その方がコントラストの微妙な差を感じやすく
判断しやすいからです。御茶ノ水の陸橋より秋葉原方向、二キロほど先の看板の文字を拡大し判定しました。
結果は予想通り、F7.1が最高でついでF9、F14は最悪でした。しかし通常の画面ではほとんど差は解らないほど描写は安定しています。
かなり次元の高いレベルですが、非常に良いレンズだと思います。

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TOKYO PHOTOGRAPH by shayuzin

東京写真

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