ニコンAi200mmF4 (1977年3月発売)
本格的な望遠は200mmからではないでしょうか。 200mmながら全長は13センチ弱しかなく、 非常にコンパクトな単焦点レンズです。 5群5枚構成 重量530g 最短撮影距離2m フード内蔵。 発売時価格:46,000円 |
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手持ちで撮れそうなのが200mm位までだろうか。 昔は手振れ補正などなかったから、このコンパクトさと適度な重量は不可欠なものだったのでしょう。 筐体は金属製。恐らくアルミ合金と思われます。 一部には真鍮や鉄が使われているようです。 ズームリングのカバーのみゴムでしょう。 非常に固いので塩ビかもしれません。 当個体のフォーカスリングはやや重め。 スカスカしたレンズを触った後には、いささかの驚きを覚えます。感じとしては好みです。 厳密なピンと合わせにはこの位が良いのです。 開放はF4とやや控えめですが、充分にボケてくれます。ピントは紙一枚ほどなので油断は禁物です。 ファインダーを選ぶレンズです。 |
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200mmと135mm。 どちらもかなり小型です。 ネジ径も52mmで変りません。 Aiは最終形ですから、これより古いタイプも 市場には出ています。 しかし、レンズの状態が良いものはかなり少なくなっています。それに、使うカメラも限られます。 200mmと135mmはそんなに違わないと思ってはいけません。覗いた感じはまるで違うことに気が付きます。 どちらも、それぞれの役割を替えることはできないのです。 |
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年代物なので相応の劣化は避けられません。 この個体200mmは外装の傷も少なく、 丁寧に使われた物でしょう。 大量に作られたとは言えど、もう入手する時間は 限られてきています。 |
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TOKYO PHOTOGRAPH by shayuzin
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