ニコンF90X (1994年-1998年)
F601からF90Xへと機材は引き継がれます。
ニコンF90Xです。 1994年9月に ニコン上級機として発売されました。 3D-8分割マルチパターン測光。 最高速1/8000秒。4.3コマ/秒。 視野率92%。倍率0.78倍。 単三電池駆動。 発売価格¥13,8000。 重量755g。 長いこと使い込んだカメラであり、 改めてチェックをしようとは思いません。 |
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会社での撮影、 旅行など随分活躍したカメラです。 重いのでネオプレーンゴムの幅広ストラップで 年中通しました。 このカメラの上にはF4やF5しかなく、 その下にはあらゆるカメラがあったけど、 一番使いやすいカメラであったように感じます。 F90X用に、 トキナーのATX80-200mmF2.8を買ったけど、 重くてほとんど使わなかった。 あまり使わないので、レンズに曇がでて、 売ったら2000円だった。 10万円以上もしたのに・・・。 そんな悲しい思い出もある。 |
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縦位置グリップを装着すると、 大きさはF5並みになります。 性能ではF5に比高することはできませんが、ファインダーの倍率は0.78倍と高く非常に見やすい。 ただ、視野率は92%と低いので文句を言う人も多いようです。 しかし、プリント時には多少カットされるので集合写真や数人の人物を撮るにはこれぐらいが妥当なのです。 フイルムはネガキャリアを使うので、自家現像でも多少は切られます。そういう意味で良く考えられた製品と言えるでしょう。 |
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←F90X、F70D、F50D |
当時の撮影機材の一部。 トキナーATX828プロと28-105mm。 シグマの単焦点28mmF1.8も見えています。 残念ながら当時のレンズは売りつくし、 息子に貸していたタムロンの70-300mm だけが難をのがれました。 カメラとしては優秀ですが、tokyoの当時の主力は 中判カメラであり、 評価が低かったのは止むを得ません。 |
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←SB-26 |
ニコンスピードライトSB-26と汎用ストロボ。 露出計が二台。 ペンタックス645も見えています。 ああ、コンタックスT-2もありました・・・。 |
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このカメラの欠点を書き出そうとしまたが、見当たりません。少なくともこれ以前のカメラよりは優秀であることは 間違いがありません。F4と比すると旗艦機種にあるべきものはやや足りなく、写真家には不足がないカメラと言えます。 ストロボはSB-26を使用。確か5万円だったと思う。会社の依頼仕事はすべてこのストロボとセットでこなしました。 集合写真が多くなり、中判カメラも使用するようになってストロボはやや大きいものを揃えました。 写真家なんてとんでもなく、tokyoはどこから見ても写真屋でした。カメラマンでありD・P・Eそのものでしたねえ。 ミノルタのサービスセンターに露出計の修理に行ったら、2台しか持ってないんですかと呆れられた。プロだと思ったらしい。 それも遠い思い出です。 |
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TOKYO PHOTOGRAPH by shayuzin
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