アサヒペンタックスSP (1964年発売)

三代目とは言えど45年近い付き合いのカメラ。
シンプルだが露出は正確。ペンタックスの平均測光は伊達じゃない。



アサヒペンタックスSPです。

スポットマチックとは言うが、このカメラは
平均測光を採用したカメラです。

発売時価格:\42,000 55mmF1.8付。
        \49,80050mmF1.4付
ファインダー倍率0.88倍。

重量:ボディのみ623g




シャッターボタンにロックがないので、
持ち歩きには注意が必要です。
メーターは中心に針を収めるだけの
シンプルな仕様ですが、これが結構シビアで
露出補正は全てこれで足りる優れものなのです。
50mmや55mmはシャープですが、
程度の良いものは少ないかもしれません。
135mmは細身なので
バランスは今一だが描写は悪くはありません。
勉強には丁度良いかもしれません。

135mm F2.5という明るく重いレンズも存在します。


市場に出回っているペンタックスSPは
あまり多いとは言えません。
レンズも少なく、年代のわりには安くはありません。
しかもメーターが完動品は少ないようです。
バッテリーもアダプターがないと使えないし
、電池の蓋部分は腐食していることが多いようです。
レンズはとてもシャープなのがペンタックスらしい。
だからあれこれ揃えると結構高くつくけれど、
それだけの価値はあるだろうと思っています。
出て来る絵は硬からず柔らからず、
写真の良さを良く現す優れものと言って良いでしょう。
背面はすっきりして、メモホルダーもありません。

電池アダプターを介すると現在でも使用可能。
この個体は完動品です。

測光は絞込み測光で、レバーを押し上げて測光します。

マウントはM42。ネジ式。グルグルと廻さなければならず、使い勝手は非常に悪い。
ほんとバヨネットに勝るものはありません。レンズの交換はとても大変でした。

copyright 2001-2020 All rights reserved.
TOKYO PHOTOGRAPH by shayuzin

東京写真

BACK