ケンコーKF-1N(現行品)
ニコンFEを買うつもりでいたが、どうにも気になるカメラで
価格も激安だったので入手。
ケンコーのマニュアルカメラです。 税込2万5000円程で売られている低価格のカメラです。 なぜケンコーがカメラをと疑問に思ってはいけません。 ケンコーは立派な光学製品メーカーで、撮影用品 メーカーでもあります。 このモデルはベーシックな1/2000秒モデル。 他に1/4000秒モデルもあります。 古い割には丁寧に使われた個体を入手しました。 重量は520gと小柄な割には金属カメラらしい重さがあります。 |
||
ピントは斜めスプリットです。 視野率は92%と標準的なものですが、 倍率は0.91と高くなっており ピントが合わせやすくなっています。 ニコンFE2との比較ではやや画面が暗く見えます。 視野が広いので28mmだと周辺光量落ちが目立ちます。 FE2では周辺落ちは感じられません。迷うところです。 露出表示はLEDランプによるものでシンプルです。 昔は皆こんなものだった訳で、 取り分け不便を感じることもありません。 |
||
ファインダーの倍率が0.91倍。これがこのカメラの売りです。昔は当たり前だったけど、APSサイズになって 視野の狭さは悲惨なものになりました。ここにきてやっとAPS-Cでも倍率が高くなりましたがフルサイズには 及びません。今は何でもカメラ任せだからこれでもいいのかも知れません。 一望で全視野が見える方が失敗は少ないのです。 このような倍率の大きいカメラは、一度に視野を見渡すことはできません。 しかし、マニュアルレンズで厳密にピントを合わせるのには絶対必要なのです。 ちなみに、F4やF5の倍率は0.7〜0.75倍です。 F90Xが0.78倍となっています。 ミノルタα7700iは0.84倍と、オートフォーカス一眼レフカメラとしては恐ろしく視野の広いカメラです。 |
copyright 2001-2020 All rights reserved.
TOKYO PHOTOGRAPH by shayuzin
東京写真