ニコンF5 (1996年-2006年)

2006年F6が登場するまで、フイルムカメラの頂点にあったカメラ。



ニコンF5です。

このカメラにスペックは無意味。
すぐにその意味が理解できる。
本当のカメラであり優秀なカメラである。

最高速1/8000秒。8.0コマ/秒。
3D-RGB マルチパターン測光採用。
視野率100%。倍率0.7倍。
ファインダー交換可能。
シャッター耐久性15万回。
発売時価格¥325,000。(税別)
重量1210g。

アルミ合金製ボデイ。
1.2Kgという重さは尋常ではありません。レンズを含めると楽に2キロ位になってしまいます。しかし、実際に
表に出て撮影しているとそれほどの重さは
感じません。

シヤッターを押すと確実に撮れたという感じがあります。こういうメカ的な信頼感はF4もF5も変りません。
重いけれども、絶対に失敗したくない場面では使わざるを得ません。
まさに、カメラの中のカメラと言えます。
ファインダーの見えはF4の方が優れています。
つまりF5は、
オートフォーカス向きのファインダーと言わざるを得ません。
F4を持っていない人は可愛そう。

背面には進化の後が見られます。

F4が8年で生産終了。
F5は10年で生産終了。
F6は発売開始後6年が経ちました。


その昔、F5が発売されて間もない頃tokyoはマミヤRZを購入ししました。価格はF5と変りません。
F5にしなかったのはフイルムのフォーマットが理由です。
その後中判に走りましたので、F5を買う余裕など全くありませんでした。

当個体はシリアルナンバーより初期型と見られます。目だったキズもなく大事に使用されていたことが伺えます。
購入の際比較した格安品は塗装の剥げがあり見た目はイマイチ。ただ製造年は数年若いようだった。
この個体は個人の所有物だったと思われます。プロや複数の者が使用したものは傷みが酷く購入意欲は沸きません。

貰った説明書はかなり古く、ファインダー倍率も0.75倍と誤記されているから随分と前のものでしょう。

レンズは適当なのがなく、タムロンの28-85mmがぴったり。モーターのトルクは充分強く、ピントも素早くしかも静かに合うのです。

かつてマミヤRZを路地裏に持って行ったtokyoだから、当然F5やF4も路地裏に連れて行くことになるでしょう。

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TOKYO PHOTOGRAPH by shayuzin

東京写真

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