D90が売れるわけ 2010.2.8〜9



D90が売れるのにはわけがあるはず。
D90はD5000よりも価格が高い。それにもかかわらずベスト3の売り上げを確保しているようだのう。

カメラというものは道具なのだけれど、特定の人だけが買ったのでは売り上げは伸びない。
D90などの中級機に限りなく近い機種は、半端では支持を得ることは出来ない。
それではD90の良い点は何じゃろう。

まず、基本性能がハイエンドのD300と変らないことが挙げられる。厳密には違うのだけれど、少しだけ外して
上位機種と同等の機能を持たせていることだ。
つまりD300は良いけれど重く大きく高い。これを僅かづつシェイプしている。
画素と素子、液晶モニターは変らない。操作系も変らない。動作も充分なほど軽快。軽すぎず重過ぎない。
小さ過ぎず大きくない。ファインダーはプリズムで明るく見やすい。視野率も充分に確保されている。
つまりD300を買う必要はない位に良く造られている。
D3やD300のサブカメラにピッタリだし、旅行用なら最強の一眼レフカメラと言える。
だから売れるのだと思う。

ファインダーが貧弱では使う意欲がまず減退する。これはカメラなんだぜ、と誰もが思っているのだよ。
ノイズが多かったり、シャッターの切れがイマイチだったりしては支持されない。
軟弱なボデイ形状は写真家にはソッポを向かれる。カメラだけに、出来る面子が必要不可欠なのだ。
デザインはカメラらしさがなければ持ち歩くのに恥ずかしい。だから買わない。
カメラは見るものでもあり見せるものでもあり、見られるものでもある。それを勘違いすると売れない。
女子供に合うカメラなんて世の中に存在しない。勘違いが多すぎるとカメラは失敗する。
婦女子もお子様も、男らしいカメラが本当は欲しいのだ。硬派は売れる。軟派は売れない。
あれば便利はなくても良いと同じ。少しは良いは相当良いと同じ、これを間違えるな。
数字で比較されるのは負けたも同然。言い訳なんて素人にどう通じるって言うんだ。
少しの違いは大きな違い、これを見逃すな。1パーセントに拘るのはプロではなくて、全くの素人。
それを知らないと売れないカメラを量産するぞ。
価格で売れているカメラもよーく見てみると、やはり上位機種のエッセンスがたっぷりと詰められている。
売れるカメラはそうなのだ。つまり優秀な中級機がないと売れるカメラも造れないのだよ。
ニコンやキヤノンが凄いのはここなんだね。高級機や中級機を開発してその技術を反映させる。
これが出来ないメーカーは支持されないのだよ。有権者は正直なんだわい。


あはははは。言った言ったぞよ。

わしの大好きなソニーはどんなカメラを出してくるのかのう。あはははは。
楽しみだわい。



またじゃ。



え〜と・・・・・・・。

暫く静観しようと思っていたら、
キヤノンからEOS kissX4が発売された。1800万画素。う〜ん独走体勢に入りましたな。
昨日、上位機種のエッセンス云々言ったらその通りだった。
この姿勢がユーザーの心を掴むのだ。
おらだってキヤノンが欲しいぞよ。あはははは。



つづくぞ。

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