ニッコールオールドレンズ比較 2010.10.31


じゃわいじじいのおレンズてすと。

さすがに非Aiレンズともなれば捨て値で売られているのが現状。
レンズは、設計の見直しには膨大な時間と経費がかかる。よって、後発のレンズは押しなべて性能が良くなる。自明の理である。
そんな、昔のレンズでももちろん撮影は可能である。

ニッコールQオート200mmF4

絞りF8。1/250秒。曇天。無補正。D90。すべて手持ち撮影。
東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 東京写真ニッコール旧レンズ比較画像
文句なくシャープである。 ややピントが甘い。
周辺部に僅かながら色収差が見られる。
ほんの僅か軸上収差が見られる。
シャープさは問題ない。
東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 東京写真ニッコール旧レンズ比較画像
僅かながら色収差があるが、
非常に少ないと言ってよいレベル。
歪曲は目立たない。
ほんの僅か収差が周辺に見られる。
それ以外は問題がない。
周辺に倍率色収差が見られるが、僅か。
歪曲も少なく、まとまりの良い画像が得られる。
東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 やはり、間違いなく
後発のAiニッコールの方が
写りは良いのだけれど
描写はカリカリしない優しさがある。
四枚しかレンズがないのだから、
収差が残るのだろう。
しかし。凄いといえば凄い。
ピントは左に合っている。シャープさもある。
絞り込めばもう少し均一になりそうである。
ピントがやや甘いが、レンズのせいではない。
やや収差が見られる。
ニッコールQオート135mmF2.8

絞りF8。1/250、1/400秒。曇天。無補正。D90.
東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 東京写真ニッコール旧レンズ比較画像
非常にシャープである。
僅かながら歪曲がある。
残念ながらピントを外した。
諸収差は少ないようで、単焦点レンズらしさを感じる。
周辺に僅かだが色収差が残る。
樽型の歪曲があるが許容範囲であろう。
東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 東京写真ニッコール旧レンズ比較画像 ニッコールQオート135mmF2.8は、
D90には装着すらできない。
よって、左手で押さえ付けながら
右手でピントリングを回す。
これがとても大変で、ぶれを量産した次第。

レンズも四枚で、写りは200ミリと
大差なく似た傾向になる。
シャープさはいまひとつだが嫌味がない。 200mm同様の収差の出方である。
ややぶれてしまった。ピントもやや外れている。
歪曲は感じられない。
ニコンFの時代に初期型が製造され、これらは二世代目になる。センチ表示のものが初代であるが、レンズ枚数は変っていない。
東京写真ニッコール旧レンズ 東京写真ニッコール旧レンズ200mm ニッコールQオート200mmF4 初期型

1969年発売。旧型は1961年発売。
4群4枚構成。
最短撮影距離2m。
発売時価格:\32,700

初期型と後期方は微妙にちがう。
前面シルバー部分が黒塗り。
最小絞り値が32。
梅鉢の幅が広くなった。
梅鉢リングは前後二個(絞りとピント)。

東京写真ニッコール旧レンズ 東京写真ニッコール旧レンズ ニッコールQオート135mmF2.8 

1965年発売。
4群4枚構成。
最短撮影距離1.5m。
発売時価格:\27,400




つづく

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