ニッコールAi35-70mmF3.5再考察  2010.11.3



所有のニッコールAi35-70mmF3.5はやや曇りがあるようで、コントラストが非常に悪いのです。
晴天で光の量が多ければ何とかなる、そう思い持ち出した次第。
ついでに、比較の意味もあり25-50mmF4と28mmF3.5も持参しました。
結果、どの場面でもコントラストがやや低い。しかし、RAWならば問題なく補正ができ
なんら使用には問題がありません。作例は新着コーナーに載せましたが、コントラスとは無補正でも
それなりに見えるので、露出のみ補正しています。
印象としては、じつに安定して破綻がない写りをします。色も鮮やかで、空気感もあります。
ピントはかなりシビアーであり、やはりD90では不安が多い。
また好天と云えども、手振れは皆無ではなく撮影に気は抜けないのはこのレンズも変りません。。

対する25-50mmF4.5は、コントラストも良くモニター上ではがらりと雰囲気が変わります。
ヌケが良く、じつに鮮明な描写に驚かされます。透明感があるのですね。
歪曲収差も少なく、安心して撮影ができるレンズです。

28mmF3.5は、これらのレンズから付け替えると拍子抜けする位に軽いレンズです。
光量差には弱く、DHRなり暗部調整がないと辛いレンズです。
25-50mmは輝度差に最も強く、ついで35-70mm。輝度差に弱いのはDX17-80mmレンズも同様です。
光線がある程度フラットでないと、猛烈に白飛びしてしまうのです。
とはいうものの、単焦点だけあり歪曲はかなり抑えられておりこの点はさすがです。
とりわけシャープには思いませんが、わりと線も細い描写です。


やはり、描写はかなり違っていて、それぞれに味があります。
35-70mmはもう少し程度の良いものが欲しい、それが結論ですね。
25-50mmは写りは問題なし。されど、当個体はボロボロでありいま少し程度の良いものが欲しい。
28mmF3.5はいま少し切れが欲しい。しかし、作例を見るとなかなかに頑張っており悩むところです。








つづく。

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