印画紙の現像時間


東京写真ではコダックの現像液を使っているので、それを説明します。
使用液の作り方については、割愛します。

現像時間と温度は、選ぶことが可能です。 高温処理ほど現像時間は早くなります。
温度管理がもっとも重要で、かつめんどうです。 
一枚ならともかく、何枚もプリントするのなら厳密に温度を管理しなければなりません。


小型ドラムによる現像時間は、コダックにより以下のように決められています。

現像時間 温度
45秒 36.1度
1分 34.4度
1分30秒 31.1度
2分 28.3度

これらは、液をドラムに注入してから、排出が終わる時間全てを示しています。
漂白・定着時間は 30度〜36度で1分。 これに、水洗い処理の時間がプラスされます。 
現像は化学反応なので、どの時間でも仕上がりは全く同じです。 
東京写真では45秒から一分を使っています。 恒温バットでもない限り必ず温度は下がるから、
最終的には1分30秒になることが多い。 市販の1リットル現像キットは、
30度〜31度を推奨しています。 コダックのように業務用ではないので、
発色現像の時間は3分ぐらいはかかるはずです。(ナニワのキットで3分)
仕上がりは同じと言っていいです。大量にするのでなければ、キットでも充分です。 
45秒処理は慣れを要する。(古くなるとフタもぶっ飛ぶし・・・)


※ これらの液は、くれぐれも取り扱いに注意してください。 換気も時々することです。 
小さな子供のいる家では、自家現像はやめたほうがいいです

   安全性については、コダックのメーカーサイトに詳しく載っているので一読してください。

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