実際のテストプリントは?

自作の小型ボックスによるテストプリントです。六つ切りを四分割でプリントできます。
現像液が古く、また定着処理もいい加減なので全体にイエローが乗っています。
ラボのプリントと違い、黄ばんでもすぐに色が消えてしまうことはないので
PCによる補正も簡単にできます。しかし、時間に余裕があるのならテスト焼きも手を決して
抜かないことです。
上の例に拠らず、印画紙の小片でテスト焼きをした場合は、データをメモしてとりあえず
焼いてみること。印画紙の余白に書き込んでいるのが、露光データ。
絞りF8で3秒露光、40-7はイエローとマゼンタの数値。これをもとに補正をし、
再度プリントをします。印画紙に余白のない場合は、印画紙の裏面に記載します。
油性の速乾性のマジックがいいです。色は黒に限ります。
テスト焼きといえども何十年も持つのだからデータも残るようにしたいですね。
これは、6×7のべた焼きを整理のために失敗した印画紙の裏側に貼り付けたもの。
べた焼きは大きいので使いにくく、このように二こまないし三こまに切って使用します。
ここでは、半切にプリントするので、べた焼きも半切と同じ条件でセッティングをします。
露光はF11でで13秒、イエローとマゼンタは55-45。
日陰の写真はブルーがかぶるので、補正が必要です。
これは、印画紙小片によるテストプリントの例。一度目で露光時間を決め、
二度目のテストで色を決めます。左上の「ノラ」の例では、フイルムがコダックのゴールド400
六つ切りにプリントで露出はF8、5.0秒。一回目がイエローマゼンタ55-45、
二回目が45-25とメモしてあります。HP冒頭にあるプリント「ノラ」は、これをスキャナーで
スキャンしたものです。右上は、LV-100とあり、コニカのフイルム使用がわかります。
また、左下は6×7の半切プリントのテスト焼き小片です。

※ 現像処理は化学反応であり、危険もともないます。あくまでも個人の責任により実行してください。
当サイトの記事による事項の、トラブルに関して一切の責任は負いません。


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