白黒写真はホームページには不向き ??


白黒写真はホームページには不向きと書きましたが、その理由は以下にあります。

白黒の階調だけで表す白黒写真は、カラー写真同様情報量が結構多いのです。256階調は問題外として、4000階調のグレースケールでも再現は不足です。高性能のスキャナーをもってしても、滑らかな調子は再現することが困難なのです。ポジフイルムは透過型のフイルムだから、ブラウン管などでの再現は悪くありません。しかし、微妙なコントラストを印画紙に焼き付ける白黒写真はプリント向けで、ブラウン管上では扱いにくいのです。 
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ブラウン管などは標準の輝度というものがあり、白黒プリントで極度に輝度の足りない作品があった場合、通常のモニター状態では再現できないのて゜す。これはフイルム等のスキャンにおいても同様で、たとえ高性能のスキャナーで取り込んでも冴えない画像に見えてしまうのです。また白黒画像はコントラストの補正をすると、簡単にハイライトが飛んでしまいます。また、影の部分も簡単に黒つぶれしてしまうこととなります。よって、ホームページには不向きと書いたわけなのです。 Web上の白黒写真は、多分スキャナーで取り込まれていると思います。 もしそうであれば、印画紙のプリントとは相当違うものであるということを前提に鑑賞する必要があるといえます。 当HPでも、プリントとかなりイメージの異なる作品が数多く掲載されています。 プリントした印画紙そのものを、高性能なスキャナーで取り込み劣化なしで掲載できればいいのですが、現在のレベルでは全く持って無理な話なのです。
コントラストのない状態。肉眼で見た目
はこういう均等に光が廻っている
状況での撮影です。
実際のプリント濃度は、このぐらいです。
地面はもう少し明るいです。
地面はこのぐらいの濃さのプリント。
建物は明るすぎます。
HP用だとこのぐらいの補正が、
限界です。一見バランスが良く見えますが、
プリントとはまるで違うものです。
コントラストを高めてみました。
この方がメリハリがあって、インパクトが
ありそうですが、全然違う作品です。
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実際の画面はもう少し広いのですが、カットしています。実際のプリントの家の壁の
濃度は上の真ん中ぐらいです。地面は、ギリギリに落としているので
右端か左下のレベル。バイクがシルエットになるのは、
しょうがないです。このように、プリントでは鑑賞に耐えるものでも、Web上では
精彩を欠いて写るのが普通なのです。このように、白黒写真を作品として仕上げた場合はHPなどで
イメージを伝えるのが難しいのが実情なのです。スナップ写真などの、人物写真などは
それ自体がインパクトを持つので、あまりこだわる必要はないでしょう。

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