カラーネガフイルムの現像時間
ここでは、カラーネガフイルムの現像時間について説明します。
使用液の作り方については、割愛します。
ここでは、比較的安価な「ナニワ」の現像キットについて説明します。
カラー処理液は1リットルとなっていますが、通常は500ミリリットルの溶解液を作り使用液とします。
通常の撮影本数10本程度なら、500ミリリットルで充分です。
以下は「ナニワ」の説明書の抜粋です。
フイルムサイズ | 35ミリ24枚撮り | 120 |
処理本数 | 10本 | 5本 |
500ミリリットルの場合で、1リットルの場合は処理本数は倍になります。
フイルム現像は、発色現像と漂白定着の二液処理となります。
これに水洗いと乾燥処理が加わります。
行程 | 温度(℃) | 時間 | 温度(℃) | 時間 |
発色現像 | 30 | 5分30秒 | 38 | 3分15秒 |
漂白定着 | 30 | 6分45秒 | 38 | 5分 |
水洗い | 25〜40 | 3分15秒 | 25〜40 | 3分15秒 |
乾燥 | 40以下 | - | 40以下 | - |
合計時間 | - | 15分30秒 | 11分30秒 | 11分30秒 |
これはフイルム1〜4本までの処理時間で、本数が増えるごとに現像時間を延長します。
※ データ・「ナニワ・カラーキットN」
LPLもナニワも、メーカー指定通りに処理すれば素晴らしいネガが確実にできます。
ポイントは、現像液の度を一定に保つことで、ステンレスタンクの場合は温度が下がりやすいので、
室内の温度が低い場合は注意が必要です。
攪拌を急激にすると、粒子の荒れたネガになるので静かにスムースに攪拌することです。