従来のコイルとコンデンサを使うLCネットワーク。 HPFはハイパスフィルタ。
BPFはバンドパスフィルタ。LPFはローパスフィルタの略である。
HPFはハイ(=高域)をパス(=通す)のでHPFと言う。以下同様である
コイルの巻線とコンデンサの数値でカットオフ値が変わる。
また単純な6dbと急俊な12dbなどが自由に設定できる。
この組み合わせだけではスピーカーユニットのレベルを調整できないので、
アッテネーターをいれて減衰させる。勿論上昇は出来ない、下げるだけである。
通常はウーファーは能率が低く、スコーカーやツイターは能率が高い。
ホーン型はホーン効果で更に音圧が上がる。これを下げるわけである。
ここには絶対的な問題点がある。 つまり総じてレベルが低下するのだ。
このレベルを補うためにはアンプのパワーが必要となる。
状況によってはパワー不足にもなるのだ。 これをドライブ力不足と言う。
これを解決するのは、LCネットワークに変えてチャンネルデバイダーを付け
各スピーカーユニットにそれぞれをドライブするアンプを割り当てるのが最適となる。
非常に物々しいシステムになるので、場所も予算も必要になるだろう。
ただ精神衛生的に言えば、1万円や5千円のスピーカーユニット個々に
10万円のアンプやらチャンネルデバイダーを使ってどうなのかと言うのも事実だろう。
3ウエイならばアンプで30万円もかかってしまう。
方や鳴らすスピーカーユニットは5千円や1万円だ。
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