2012年オーディオに復帰するにあたり、機材は一から揃えることになりました。
長年使った機材は引っ越しのために廃棄しました。 廃棄した理由は他にもあって、ピアノの項でも述べていますが、
聴力のためです。
聴取に目途がついたので、再開したと言うのが本当かも知れません。
アンプやCDプレーヤーレコードプレーヤーは直ぐに決まりましたが、
スピーカーは決定するまでに凡そ1年から2年かかりました。
その後追加で2組導入しましたが、それにも1年から2年かかりました。
秋葉原のオーデイオ店をほぼ総なめにして聞き辺りました。物凄く大変だったです。
部屋は6畳なので大きなものは入らないし、アンプ類に出費しているので高額なものは買えない。
と言うより集合住宅で大きな音は出せないのです。
アンプを良いものにしたのはオーデイオの鉄則、アンプは非力だと音を引き出せないから
です。スピーカーはいくらでもグレードアップ出来ますから。
当初よりブックシェルフ型オンリーで探しました。 何年も聞いて最後にたどり着いたのが、B&W685でした。
箱がやや弱いのが気になりましたが、音は非常に素晴らしいと感じました。
比較にはなりませんがB&W805Dも同じくらい聞きました。
価格的に購入は無理なので、なるべくそれに近い音を希望したのです。
リファレンスとした音源はピアノでした。ピアノがピアノらしく響くのはB&Wを於いて他にはありませんでした。
それはB&W800Dもその上の大型スピーカーも廉価版の865も同じでした。ケブラーコーン恐るべしです。
現在は全く異なるコーンになり音の傾向は全く異なりましたが、
ケブラーコーンでしか再現できない音があるのもまた事実です。
現在はB&W800DとB&W702S2を使用していますが、今でもB&W685が良かったと思いだします。
手元に置いておくつもりでしたが、下取りに組み入れられてしまいました。
もう昔と違い、自分でユニットを買い集めシステムを自作することはありません。
かつての自作スピーカーシステムより良い音がしているとは言えませんが、
小さなブックシェルフ型で間に合うと言うのは、驚きでしかありません。
良くできた、良く計算されたスピーカーシステムだと思います。
残念なのはB&W805Dを買わなかったことでしょう。
B&W800Dの導入で導入の意味がなくなったからです。
B&W800Dの中古に出会わなければ、間違いなくB&w805D4を買っていたと思います。
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