変わってはいけない。 インシュレーターで音が変わると言うのは、そもそもその器機に防振性がないことを示している。 それを防ぐのがインシュレーターだが、そういう機器はそもそもインシュレーターが貧弱に作られているのが多い。 実際、見掛け倒しでプラスチックの物が相当に存在する。材料が違っても中が空洞とか手抜きも多い。 それは、インシュレーターは音に影響がないと言う考えによるものだ。通常起こりうる振動の試験はメーカーでも試験済みが多い。 つまり、データーに出なければ不要と考える。それで、適当なので済ますのだ。 これはちょっとだけ難しい。剛体が柔ならば影響は少ないが、剛体が強いほど影響は出る。 つまりに、安価な製品はトータルでの性能が良くない。高価な製品はトータルな性能が良い。微細な振動にも反応する傾向があるのだ。 感度の良い測定器と、感度の低い測定器と考えるとわかりやすい。測定限界は機器によって変えなければならないのだ。 よって、インシュレーターは必要である。 何事も土台が肝心。それに付く足はとても重要なのだ。 |