東京写真オーディオスペシャル
CD、レコード盤の違いの探求
音質の違いを考えるに、CDもこれだけ年月が経つと再録音盤がかなりある。 再録音盤はリマスターでなければ、演奏者が違ったりしてやっぱりかなり違う演奏(音)になったりする。 これは、かなり忌々しき事なのだ。それで少し検証してみたい。 |
CDとレコード盤の違い いま手元にはわずかながらアナログレコードがある。6枚、笑えるほどに少ないが 引っ越しする度に捨てた記憶がある。それで一枚も残ってなかったのだ。勿論、プレーヤーも捨てた。 6枚は最近買ったもの。六畳オーディオ構築して買ったのだ。 ポールモーリアが1枚(1974年盤)。フランクプールセルが1枚(1977年盤)。 パーシーフェイスが3枚。(シンシアのワルツ1973年盤) ケニーバレルが1枚である。 フランクプールセルはCDが1アルバム(3枚)。パーシーフェイスはCDが数枚。 ポールモーリアは2枚(1993年盤)。ヘンリーマンシーニは数枚あるが、それぞれ違うもの。 録音テープはポールモーリア、フランクプールセルがある。 レコードを知らない人には解らないことなんだけど、レコードは外と内では音がまるで違うという事。 外側は高域まで伸びるが、内側は高域が詰まってしまうのだ。 シンシアのワルツは2枚のレコードに入っているんだけど、1枚は最内周。もう1枚は外、つまり1曲目。 もう違う演奏に聞こえるのだ。 CDは外周と内周では回転速度が異なるが(均一化のため)、レコードでは速度が一定だからである。 外周の方が直線距離が長いので、内周では歪まないように記録するには特殊な技術が必要なのだ。 CDは1982年に規格化されたが、ほとんどはアナログレコードのマザーテープをコピーしたもので 音質的な向上はノイズだけぐらいのものが大半であった。演奏は勿論オリジナルの方が良いのだけれど、 マスターテープからデジタルリマスターを作成するのは大変なことらしい。何しろ古いテープなので テープ癒着・剥離など劣化があるという。確かにテープは、50年も経つと再生時にかなりの粉落ちをするのだ。 スタジオ用の幅広テープなら尚更厳しいと思う。 往年の名曲は全てレコード時代のものばかり。1960年代1970年代に流行った音楽はその後CD化されて、 格安に販売されていたりするが音質は考慮されているとは言い難いものが多い。 巷で格安で売られているCDは避けて、最新盤の高音質CDを選ぶ方がオーディオ的には良い。 |