ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

オーディオとピアノその1    2019.8.21

オーディオとピアノの歴史

◆ピアノの歴史◆

ざっくりと言えば、ピアノはチェンバロ時代があり長い年月を経て現在のようなピアノになります。

ピアノが発明されたのは1700年代とされています。 チエンバロは1400年代には発明されていたようで、1500年代には演奏されていたようです。

オルガンはさらに古く、1300年代に始まり1500~1700年代には確立したとされます・・・。(これらの詳しい事は割愛します)

バッハは1685-1750ですから、バッハはチェンバロなどの時代の音楽家です。 ピアノはバッハの評価を経て、広く世に知れ渡ったとされます。

恐らくバッハは、ピアノを弾くことはなかったと推測されます。 なぜならば、ピアノ用の曲ではなかったからですね。



バッハ以降、

ピアノでの

作曲家です。


奇しくも、

現在のような

ピアノになったのは、

ベートーヴェンの

生涯後期でした。



モーツァルトとその時代  旧記事    
ピアノ自体の歴史は細微にわたり大変なので割愛します・・・(-_-;)。  これらの時代は作曲家がピアノで作曲し、それを披露するというパターンだと思います。

この年表を見ると、多くの作曲家が、モーツアルトやベートーヴェンの影響を受けただろうと推測されます・・・。


時は移ろい、1939年第二次世界大戦が勃発します。 その大戦のさなかにも音楽は、ピアノは死滅することはありませんでした。

それを映画化したのが「戦場のピアニスト」です。 音楽は敵味方の垣根を越えました。 

ピアノの力・・・ここにあり。 されど助けたドイツ軍将校(ヴィルム・ホーゼンフェルト)の顛末が、なんともやるせない・・・(-_-;)。 

流れるショパンの夜想曲(ノクターン第20嬰ハ短調 遺作)が胸を打ちます・・・。

人は愚かで戦争を繰り返す、その破壊と殺りくにも負けず残るのは、人の心だった・・・。 戦争で人は人を殺しあうが、人の心の底にある優しさは

決して消すことができなかったですね。 喧噪の時代も、平穏の時代も変わらずピアノはあり続けました・・・。


このように、音楽の最も大切な特徴は時代を超えて生きることですね。 何百年前の人は総ていないのに・・・。 音楽は連綿と守り続けられてきました。

楽譜を前に音を辿る時、音は空へと向かいます・・・時空を超えて飛んで行くのですね。 後世に音楽を伝える、それは私たちの役目です。


◆オーディオの歴史◆

さて、それではオーディオはどうでしょうか。

音楽をどうにか音を残したい、そういう思いからオーディオはスタートしています。 現在のオーディオとは全く異なりますね・・・。

音楽を記録するために、レコードが発明されました。 1877年エジソンが発明したのが有名ですね。 上の年表と照らし合わせてください・・・。

著名なピアニストの時代には、無かったですね・・・。 演奏か楽譜、のみが伝える手段だったのです。

オーディオは当時では音響、つまり映画とともに発展してきました。 ですから今でいうオーディオは、1940年頃がスタートと思っても良いでしょう。

実際にレコード盤がステレオになるのは、ずっとずっと後になります。

一般的にオーディオが家庭に入り込むようになるのは、1960年頃ですね。 1970年、1980年の短い時期を「オーディオの黄金期」と言います。

この時期にスピーカー、アンプ、レコード、カセットテープなどが飛躍的に高性能化されました。 現在のハイレゾブームに比して、第一次オーディオブームと

呼ぶこともあります。 1980年代にCDが開発され、それまでのブームは一転して消えてしまいます。 永い低迷期が続き、多くのオーディオメーカーは

倒産もしくはオーディオから撤退していきました。 衰退の理由はIC化、コンピューターの発展にあります。 小さなチップで、大きなアンプと同じ音が出せる

様になったのです・・・。 ここあたりの顛末については、オーディオのコーナーに詳しく記載してあります。

それがために、ピュアオーディオをやる人は少なくなりました。 また、ピュアオーディオを知らない世代が圧倒的多数を占めるようになっています。


オーディオとピアノの根本的な違いは何でしょうか。  それはノウハウですね。 ピアノは伝承されて行きますが、

単なるアッセンブリー・機器であるオーディオは伝承できませんでした。 数十年のブランクの間に、技術者の世代が変わってしまったのです。

このように、オーデイオとしての期間は僅か60年にも満たないのが現状です。 ピアノに比べ、物凄く短いと思います。


ピアノはグランドピアノやアップライトピアノなどの生ピアノと、電子ピアノやキーボードがありますが、それらの立ち位置を説明します。

オーデイオは、スピーカーから音を出すいわゆるステレオシステムと、ヘッドホン、イヤホンから音を出すと言う二つの方法に分かれていますね。

ヘッドホン等を使う人、思いに若い人ですね・・・。 何故にそうなのかと言いますと、価格対音質比がヘッドホン等の方が圧倒的に良いからです。

つまり、ステレオシステムで満足のいく音を構築するのは、ほぼ不可能と言って間違いありません・・・。 普通に無理と言うことです。

数万円のヘッドホンシステムの音と同等もしくは良い音を出すには、数千万円の出費が必要です・・・(;´Д`)。 馬鹿馬鹿しいと思いませんか。

ヘッドホン等の立ち位置

100万円程度のヘッドホンシステムも普通にありますが、その音をスピーカーシステムで出すことは家まで含めて構築しなければならず、

それでも出せないと思います。 音は音波であることが原因です。  それでは、立ち位置です。 当然ながらヘッドホン等は、グランドピアノと同じ立ち位置

となる・・・、いやなりません。 電子ピアノの立ち位置となります・・・(^^♪。 数千万円でも出来ない音なのに、なんで電子ピアノと思いますよね・・・(*^^*)。

それは、ヘッドホン等には「あるものがない」からです・・・(^^♪。  オーディオをやる人は常に「あるもの」を聴いています。 


ステレオやミニコンポの立ち位置

それでは、ステレオやミニコンポを鳴らしたときの立ち位置はどうでしょうか。 はい、電子ピアノの立ち位置からは越えられません

電子ピアノはそれ自体が、小さなステレオでありミニコンポですね。 しかし、オーデイオとしては非常に貧弱な物ですね。 とにかく音が大きく出せればよい、

程度です・・・(-_-;)。 ピアノをそれなりに鳴らすのには、実音と同等の音量が出せなければなりません。 しかも歪まずに・・・。


ハイエンドオーディオの立ち位置


オーデイオ機器でグランドピアノの音100デシベルや110デシベルを出すのは、ミニコンポや数十万円のシステムでは難しいですね・・・。

それはクラシック音楽も同じです。 それほどに、ピアノとクラシック音楽の音の幅(ダイナミックレンジ)は広いです。

高級・高額機器を使うハイエンドオーディオならば、ピアノやクラシック音楽の広大なダイナミックレンジを再現することは可能です。

オーディオブームが去ってしまった現在は、ほとんどの機器を海外に依存する現実があります。 車と同じで、どれだけ価格が上乗せさせてられるのか、

そこが悩みどころだと思います。 もちろんピアノもそうですが・・・(-_-;)。  ただし、立ち位置はグランドピアノと言っても過言ではありません。


ハイエンドオーディオに走る人ほど「クラシック音楽やジャズ」を聴く割合が多くなります。 


◆ピアノの録音は難しい◆

ピアノは前述のとおり、ダイナミックレンジが広いので、録音が難しい楽器です。 それに音源が広いので(ピアノの幅だけある)、マイクのセッティングが

難しいです。 寄っても離れても良い音では録れません。 寄れば直接音が強く、離れれば周囲に影響されぼやけてしまいます。

ホールの実況録音盤は、客席で聞いているのと大差ありません。 ピアノの音ですが、ピアノ本来の音と言えるかは・・・ですね。

それがために、なおさら古い演奏は良く聞こえることはありません。 名演必ずしも良音にあらずです。 


BACK