東京写真PLUS
アポロ11号 2019.8.31
アポロ11号と聞いて、あーっ知ってるという人は、残念ながらかなりの年配。 若い人には、ほぼ無縁の名前かも知れません。 11号とあるからには、1号もあってそれ以後もあったと感じるのは正しいです。 アポロはアポロ計画という、月への有人飛行のミッションでした。 月へ人を送るという計画ですね。 これは1960年代のアメリカとソビエトの冷戦時代に端を発します。 月に人を送り込む能力は、大陸間弾道弾の 完成とも言われてますから、戦力的に優位に立つために双方とも大変な財源を投じこみ開発した訳です。 最初のアポロ1号は予備発射前に失敗し、3人の宇宙飛行士が亡くなりました。 1967年のことです。 それで次の打ち上げは、計画より2年弱遅れることになりました。 計画自体はアポロ20号までありましたが、予算の関係で17号で終了します。 アポロ11号は、人類が初めて月に降り立った最初の宇宙船として歴史に名を残しました。 それからおよそ50年、最後の月面着陸は1972年ですから 人類は47年・・・ほぼ50年近く月に行っていません。 ◆アポロ11号には、多くの疑惑が蔓延しています。◆ 「月に行っていない」とか「宇宙飛行士のUFO目撃」などです。 月に行ってないとする人の意見は、「当時の技術は、月に行けるほどのレベルじゃなかった」とされる意見ですね。 カメラも通信も現在とは大違いで、 当時のテレビ中継を見た人は、「画像の悪さと通信のひどさ」にむしろ驚いたのです。 宇宙飛行士のUFO目撃説は、画像が突然2分間中断したことにあります。 画像は消えましたが、実は音声は記録されていました。 その音声ですが「白い光を放つUFOが見える」と言う内容でした。 アポロ11号の撮影は、カメラの画像をNASAでテープに磁気記録しましたが、 そのテープは諸般の事由により行方不明になり、上書き消去されたと結論づけられました。 これに納得していない人は多いです。 これ以後は、直接テレビで放送することはなくなり、いったん保存されてから報道されるようになりました。これをNASAの隠蔽と言うようです。 ◆1969年アポロ11号の技術は、最先端だった◆ アポロ計画に限らず最も重要なのは、軌道計算です。 当時のコンピュータは、真空管からトランジスタに置き換わったばかりでいわば黎明。 集積回路も黎明の時期でした。 宇宙計画達成に必要なのは、現在のように高性能な計算機ではなく信頼性のある機器が必要でした。 詳しい人なら分りますが、高性能化すればするほど、機器の耐久性は落ちます。 計算は確実に、ゆっくりで構いません。 何せ月や宇宙は天文学的には「止まっている」に過ぎないのです。 当時のコンピュータで不足な計算は何一つなかったのです。 ※ アポロ誘導コンピュータと言います。 最先端でかつ旧式と言う安全性重視。 軌道の計算は、月のように比較的近い天体は困難ではないのです。 よって、「当時の技術は、月に行けるほどのレベルじゃなかった」と言うのは当たりません。充分なレベルであったのです。 ◆UFOを見たのかどうかは分からない◆ 私はUFOの話題が大好きですが、UFOの存在は信じていません。 UFO関係のドキュメンタリーは良く見ますが、あくまでも娯楽や夢であり ロマンです。 地球が出来てから数十億年、それだけあれば来てるだろうと思いがちですが、そんな時間は天文学的には一瞬です。 こちらから遥か彼方の異星が見えないように、あちらからも見えないのです。 存在していても見えない、確認できない・・・つまり存在するしないは無意味な議論なのです。 幽霊と思ったら柳の木だった・・・よくある事です。 砂浜の一粒の砂が地球だと思ってください、探せますか・・・?。 その砂浜が、地球レベルでどこにあるか分かりますか・・・。 それほどに、あり得ないのです。 ◆星を見て、地球の稀有さを思い知る◆ 天文学をやればやるほど、地球がこの広大な宇宙の中の稀有な存在であると確信します。 この宇宙には、地球と同じ環境の星が数えきれないほど存在するそうです。 しかし、地球のような文明を持った生物がいると考えるのは、 無理があります。 この青い星は、唯一つの星だと考えて間違いはないでしょう。 いづれは、跡形もなく地球は消滅します。 人間の知ることのない、地球の一生です。 |
BACK