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ハイレゾは音が良いのか






基本ハイレゾはいかにアナログに近づくかであるわけだから、少なくともCDよりは良いはずだ。

しかし、これも機器によりけりだと思う。

アンプもCDプレーヤーもカタログデータは同じでもスピーカーのように、ことごとく出てくる音が違っている事実。

測定器では測りえないものが実際に存在することだ。

基本材料が違えば音が違う。同じラーメンでも無限に味が異なると同じだ。つまり材料だ。

そして味付け。

オーディオは無色透明を最良とするが、実はその無色透明の基準が曖昧なのだ。

ちなみに、CDはおよそ2万HZ、ハイレゾはおよそ10万HZまでの広域再生能力がある。

現在のハイエンドスピーカーは10万HZまでの帯域があるが、普及品ではせいぜい3万HZ程度。

問題なのはマイクロホンで、せいぜい2万HZ、良くて3万HZしかない。

理論的にはハイレゾに対応した広域のマイクロホンも可能だが、いろいろ問題がある。

そして何より問題なのは聴取者で、オーデイオを趣味とする50代や60代の聴力は1万5千以上は聞くことができない

現実がある。つまり、あまり意味がないのだ。

それでは可聴域を超えた能力のスピーカーやらオーディオは全く意味がないのかというと、

実はそうではない。

ここが人間の面白おかしい所なのだ。それについては後日述べることとするが。

ヒントとしては、脳の補間能力としておこう。

帯域の狭いCDを補間して疑似帯域幅を増長すると、あれやあれや音場に奥行きが出て耳障りな音が消え

驚くほど良く聞こえるという・・・。

人間の耳のいかに騙されやすいか、ということだろう。

それが人工的に造られたものでも、脳内では常に本物であるというサンプリングと比較しているわけだから

正しいと(近いと)認識してしまうわけである。

いや、これが悪いとは言わない。

つまりに、比較の場合人間はブラインドで音を聞くことはあまりない。

比較している段階で既に情報収取を始めており、比較の段階で脳内補間が始まってしまうのだ。

故に、2万HZまでしかないスピーカーと5万HZを再生するスピーカーに違いを感じてしまうのだ。

そのソフトがCDであり大した高域が記録されていなくても、5万HZのスピーカーは広がりがいい

なんて聞こえてしまう。

最初からブラインドでテストをしたり、見た目が解らないようにした場合はこうはならない。

人間の脳、まさに能力(脳力)は素晴らしいではないか。



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