オミクロン株になってから、肺炎に至る患者が激減しました。 つまり感染者は莫大に増えたけど、肺炎に至る患者が少ない。
発熱がほとんどなので、軽症者が大半。 これだけを言うと、インフルエンザと大差ないのじゃないかと言う訳です。
ならば、2類と言う縛りを解いて5類インフルエンザと同等に下げたらどうと言う議論が出るのです。
ただ負担に医療が逼迫するという理由だけで、分類変更をぶち上げる。
これが県知事などだから、話にならない。利己主義と言わざるを得ません。
格下げすると風邪のようなものだから、診察の義務は生じないしワクチンの義務も勿論ない。
保健所の濃厚接触者と言うこともなくなり、手洗いや消毒マスクも努力義務にすらならない。 推奨レベルに落ちるのです。
診療機関も制限がなく、風邪を診る医療機関ならどこでも受診が出来るようになります。 受診の義務もありません。
つまり、誰かが楽をするためのレベル変更以外の何物でもなく、罹患者にとってのメリットは何も生じません。
何よりも危惧するのは、インフルエンザには有効な薬があります。 もし罹患しても、医療機関にかかるならば治ることは可能です。
コロナは変異を繰り返し、それはとどまるなく続いています。 終息させる手立てが今はないのです。
インフルエンザと同等にランク下げしたら、際限なくコロナが蔓延増殖してしまいます。
今ですら、感染者や濃厚接触者を追跡しないので隠れ感染者は実感染者の何倍もいると考えられています。
ランク下げしたら、自己防衛すらままならなくなります。
現在の世界の感染者数は5億7千万人に迫っています。 死者は630万人超え。 これが医学の進歩した現在の状況なのです。
過去に数千万人が死んだ感染症もありますが、現在と同等の医療ではありません。
何よりもコロナは、たった3年でこれなのですよ。 高を括ってはいけません。
未来のためにも、何としてもコロナを撲滅させて終息させないといけません。
決して楽しようと考えてはいけません。 コロナより先に疲弊してはいけないのです。
かつての不治の病結核、どれだけの人が結核と立ち向かい終息させたのか。
コロナにも、逃げずに立ち向かわなければいけません。
地球の未来のためにも、何としても戦いきらないといけないのです。
終止符は、打つためにある。
6月2日から何故か感染が一桁減る空港検疫感染者。 その理由は呆れる対象者変更。