定点観測感染者数のの誤解が広がっている     2023.7.29

定点観測は国の大失態と言える


定点観測感染者の人数が、都道府県の一日や1週間の感染者だと言う誤解が蔓延している様です。

なるほどこれでは、コロナが終わったと考えるのも無理はありません。

大都会東京都の1300万人に対して、感染者は僅か13人。 神奈川県では9人程度。 そう思っている人は相当多いです。

恐らく国民の大多数はそう思っていると思います。 人口30万人くらいの都市で4~5人。 我が町のような所では0人か1人。

ひと頃の何万人、何十万人に比べて確かに少ないですね。 ほぼゼロに等しいですよね。


まあこれは誤解というか間違った認識なのですが、確かに発表される人数は5人とか10人しかも都道府県でのお話。

他に情報の選択肢がありませんから、そう思っても致し方ありません。

現在東京都では1日数万人の感染者がいると推定されますが、都民やら国民の認識は13人なのですよ。 13人。

この数字のギャップを生み出したのは、もちろん5類移行とその把握方法です。

正確な感染者数を割り出すには、複雑な方程式で計算しなければいけません。 その結果ですら、推定の域を出ません。

厚生労働省が馬鹿なのか、厚生労働大臣が馬鹿なのか、総理大臣が馬鹿なのかは知りませんが、

利口な人間のやることでは無いように思います。


国民は、大都市や県単位のコロナ感染者はたったの5人や10人と思っています。 

感染者数をわざわざ見えにくくしたのは、国民に目隠しをしたのと同じでしょう。

同じような失態を、マイナンバーカードでもやっています。

これでは国民の理解も信頼も得られないのは、至極当然です。


隅田川の花火大会では、95万人の人出が予想されると言います。 密ですよね。

もう皆コロナは終わったと思ってますから、マスクなんぞしませんよね。

感染拡大は偏に政府の責任でしょう。 終わったと広報したようなものですからね。

 



コロナ感染情報簡易データ


東京都定点医療機関報告感染者数 (1週間ごとの感染者数)  
   





東京都感染者数(人) 1医療機関当たり
5/8-5/14 2.40 7/17-7/23 9.35
5/15-5/21 3.53
5/22-5/58 3.96
5/29-6/4 5.29
6/5-6/11 5.99
6/12-6/18 5.85
6/19-6/25 6.22
6/26-7/2 6.85
7/3-7/9 7.58
7/10-7/16 8.25


全国定点医療機関報告感染者数 (1週間ごとの感染者数)






全国感染者数(9.14人) 1医療機関当たり

5/8-5/14 2.63 7/17-7/23 13.91
5/15-5/21 3.56
5/22-5/28 3.63
5/29-6/4 4.55
6/5-6/11 5.11
6/12-6/18 5.60
6/19-6/25 6.13
6/26-7/2 7.24
7/3-7/9 9.14
7/10-7/16 11.04


7/3-7/9 7/10-7/16 7/17-7/23
5/29-6/4 6/5-6/11 6/12-6/18 6/19-6/25 6/26-7/2
5/1-5/4 5/5-5/8 5/8-5/14 5/15-5/21 5/22-5/28

 

※ 集計時刻により差が出ます。 収集したデータは正確さを保証するものではありません。