国産のコロナ治療薬が承認されたと言う。
国産化により薬価は下がるが、それでも高価なのには変わりなく弱者の排除であるのは変わりがありません。
現在の処方薬は、薬価が1回あたりおよそ9万円。 国産化だとおよそ5万円とされます。
つまり薬価9万円の場合、1割~3割自己負担でおよそ9千円からおよそ2万7千円。
薬価5万円ならば、1割~3割自己負担でおよそ5千円からおよそ1万5千円になります。
これは、特効薬ではなくコロナ疾病をやわらげる効果の治療薬です。
勿論、薬以外に治療代・初診料などその他もろもろが掛かります。
入院ならば、その費用も掛かります。
コロナ治療薬の使用は強制ではなく任意ですから、患者が断ればその時点で診療は終了するでしょう。
今時、薬のない感染治療なんて考えられないですね。
まあ、解熱剤位は処方されるでしょう。しかし解熱剤は対処療法の最たるもの。
コロナをどうにかする薬では勿論ありません。 風邪の処方と同じ。
つまり、受診料と交通費や時間その他もろもろが無駄になります。
コロナという特定の疾患に罹っているにもかかわらず、
薬をもらいに来ているだけの一般の患者と同様に何時間も待たされることにもなります。
時間の浪費であり、罹患者は行くだけ損になります。
伝染病なのに、解熱剤で完了ですよ。
コロナ治療はざっと考えて、保険適用で数万円掛かるとされます。 それで効果が軽減程度なら選択しますか?
国民年金暮らしの人は、どうでしょうか?
3月以降ワクチン接種は65歳以上が秋冬1回の接種になり、費用はおよそ7千円の見通し。
報道によりますと、内訳はワクチン代がおよそ16000円、技術料がおよそ1万5300円で
トータルの超過分8300円を政府が負担するのだそう。
この政府負担は個人負担が急に増えないようにと、一時的なものらしい。
報道によりますと、昨年10月以降(政府の補助なし)は処方が半減したそうです。
まあ当然ですよ。 これが国産化になったにせよ、変わらないと思います。
処方者や患者が増えないので、医療機関に格段のメリットがあるわけではありません。
漁夫の利を得るのは、製薬会社なのかも知れません。
これが誰かの言う「新しい民主主義」なのでしょうか?
国民皆保険制度、果たしてその役割はどうでしょうか?
保険料を納めているにもかかわらず治療を断念したら、
それはやらずぶったくりになりやしないでしょうか。
厚生労働省の方々、今一度よくよく考えて見られたら如何でしょうか?
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